MaMedaifuku’s Cat&Saxophone diary

毎日、自筆で日記を書くのは大変だけど、ブログなら頑張れるだろう、、、と安易に始めたブログです。愛猫”まめ”やサクソフォンを主な題材にゆるっと、長続きしない飽き性を直すために!

道具で改善出来るなら

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楽器に限らず使用する全てのモノに個体差があり、それによってストレスが生じたりストレスから解放されることもあります。

以前、ブログに書かせていただいたマウスピースがまさにそう。闇雲に道具を変えてしまうのは”コレクター”ですが、自分の悪所を理解した上で適った選択をし、それによって長所を削らずに改善出来るとあれば、私は変えるべきだと考えています。補う練習をする手間が省ける分違うことが出来ますから。

 

学生の頃、よくブランドの特徴や性能の違いを理解しないまま楽器を新調した経験があります。高校生の時、私はYAS-875EX(ヤマハ)を使用していました。こちらは素晴らしい楽器だったのですが落としてしまった影響もあり、高額な施工費を払うよりと新しいものを購入しようということに。

その時に選んだのが

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ヤナギサワ Silver Sonic。

Selmerやもう一度ヤマハにする選択肢もありましたが、楽器店で吹いた感触が忘れられず即ブランドを決めてしまったことを覚えています。音響設備も不充分な中、たった一度きりの試奏で購入しました。もちろん最終的には演り甲斐のある良い楽器だったので功を奏したものの、今考えれば危うい選び方だったと思います。

 

幸いにも最近は身近に素晴らしい奏者が沢山いらっしゃいます。出元の分からない情報を頼らなくて済むため、クリアな意見が参考になります。

現状、私に合っていると思ったのが冒頭に載せた写真の楽器。YTS-82ZS(Ⅱ)

ヤマハ社製のテナーサックスです。ローマ数字でツーと表記したのは正式名称ではありません。改良前の82Zの素晴らしさを評価し、敢えて改良後も名称が変わりませんでした。私の楽器はその改良後の物です。ヤマハには875EX、875、82Z、62Z、エントリーモデル等素晴らしい楽器が沢山あります。日本製で修理も安定して出来る(パーツが手に入りやすい)点でも評価が出来ます。

 

ヤマハは性能がいい!

ピッチがいい!

ヤマハヤマハの音がして嫌!

 

こんな意見はたまに聞きます。

最近やめたバンドではありますが、そこのバンドマスターヤマハだけは買わないように、などと言われていました。(その方はサックスプレーヤーではないのですが。)各々に意見があっていいと思います。私はヤマハだけが性能に優れているとは思いません。ヤマハの楽器にもそれぞれコンセプトの異なる商品があるように、実際の話Selmer markⅥもジャズのために作られたサックスではありません。たまたまジャズプレーヤーが多く評価をしただけです。

私の選択も良し悪しは先へ進んでみないと分かりませんが、現段階ではベストの選択。大切なのは人に押し付けないこと。自分でも評価をしてみること。

ヤマハテナーサックスにはネックが3種類あります。V1(購入時付属品)、E1、C1。V1が一番ファット。C1が一番タイトなネックです。面白いのが全て吹き心地がまるで違うということ。そしてヤマハには通常のゴールドラッカーに加え、銀メッキ、金メッキ、ブラックラッカー、アンラッカー、スターリングシルバーと異なる仕上げを施すことができ、それを加えると何通りになるのか、、、。試すのも楽しいと思います。私の82zsは特注で受注販売品。この度、個人的にしっくりくるC1ネックを新しく新調購入することにしました。

これからが楽しみです。

自宅近くに”こだわり”のコーヒー発見!

上京してから引っ越し5回。

喫茶店巡りが趣味!とまではいきませんが、少し背伸びをしてたまには良いお店に入ることもあります。

今までの住まいも近くには素敵な喫茶店がありました。

手に入り難い豆を常備しているお店や、それぞれのコーヒーブランドに合う焙煎度で管理しているお店。コーヒーメーカーが巨大なお店もありました。

そんな中、散歩がてら近所に素敵なお店を発見。

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イタリアから取り寄せたチーズを使った自家製のケーキ。農家から直接仕入れているという果物も瑞々しい。コーヒーも種類が豊富なわけではないけれど、リーズナブルでお代わりも一回出来ます。

高い豆に興味の無い私にはピッタリのお店だなと。

 

また行きたいなー。ケーキ食べるために散歩に出掛けたら運動にならないけど。。。

悪さ猫

元々”犬派”だった私もまめと暮らし始めてもうすぐ1年、今や完全な猫大好き人間になりました。

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家の中を歩けばついてきてくれる愛くるしいまめ、おねだりも上手で、おやつの棚の前で立ち止まってみたり、荷支度をしているのに玩具を持ってきたりと自由気ままです。

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枕が大のお気に入りでいつも陣取っています。私の方が端っこだけ使わせて”もらっている”、、、という状態でしょうか。顔をクンクンしてくれたり、カラダの上で足踏みしてみたり、本当に癒されます。

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そんなまめもいたずらをすることもあります。

衣類棚に入っていっぱいの毛をくっつけていた時は散々な目に遭いました。たまに出先で取りそびれた毛が付いていると癒されるのですが。。。

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現在午前3時を回ったところ。

餌を食べてご満悦のまめでした。

Victor Goines

 

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私の大好きな奏者の1人 Victor Goines。

Lincoln Center Jazz Orc.のメンバーとしてテナー、クラリネット、ソプラノで活躍している方です。

 

大好きなプレーヤーが沢山いる私ですが、自分の演奏の目標としているのはこの方です。音から出る雰囲気や様々な要素を取り入れたアドリブ、それでいて古き良きテナーに重きを置いて決して崩さない。

 

トッププレーヤーの超絶技巧はもちろん凄いし、人には出来ないくらいのパワープレーも凄いと思います。私は歴史を現代に蘇らせるのも同じくらい素晴らしい技術だと思うのです。

 

初めて彼の演奏を聴いたのは大学に入ってから。クラシック専攻でジャズをあまり聴いていなかった当時、同期の勧めで初期のチャーリー・パーカーディジー・ガレスピーを聴きます。その2人が二管でプレーしたCD Bird and Diz は何度も再生しました。

その頃、何気なく動画サイトを見て、たまたまニューオリンズの路上ライブを聴きます。記憶に残っているのはプロとして食べているわけでもない一般の女性が、クラリネットで素晴らしい演奏をされているもの。難しいことをしているわけではない。けれど、それを体現するのは最高に難しいと思います。表現力、雰囲気を作り出す力、音、発音、チームワーク。どうやって演奏しているのだろう。アドリブの華麗なバトンパスリズムセクションがアドリブを拾う拾う!

これが世に言う心が躍るということなんだと初めて知った瞬間だったと思います。それから『ニューオリンズ クラリネット』で検索しまくりました。そこで出てきたのがVictor Goines。ここで初めて知りました。初めて聴いたのはクラリネットだったのです。その後、同じサックスのプレーヤーなんだと知り、ファンになりました。そして現在はマウスピースやリガチャーのセッティングも同じにするほど好きです。

彼の音色、粒立ちは最高です。

 

早く新しいプレーが聴きたいな〜

最高のマウスピース(買わなくて良かった

始めに言ってしまうとマウスピースを買いました。あまりに素晴らしい出会い方だったので、うきうきしながら書いてます。題名の(買わなくて良かった)はなぜなのかこの後書きます。

 

新大久保を経由して渋谷へ。元々、好きな系統と違うマウスピースを師事していた方に売ってもらい、吹き辛さに迷いに迷って、あげく都内でリフェイスを頼んでリードミスがなくなるかと思いきやもっと悪くなり、、、失意のどん底、、、。自分の技量の問題か?リフェイス後はだいぶ良くなっているはず、あとは吹き方の問題、、と言われました。最後にリフェイサーが吹いた時も多少なりリードミスしてたけれどなー。。と思いながら、、。最後には自社製のマウスピースを吹かされ、どう?27,000円で!と、、、。とりあえずその場では良いと思わなかったのでリフェイス最悪なマウスピースを持ってとぼとぼ帰宅。

何とかならないものか、、ネットを何となく調べていると、、あるお店が出て来ました。そして、、、。1人のステキな音楽人に出会いました。名の通ったプレーヤー兼リフェイサーの方で、今回の件を相談したところ今まで相談した方にはないお返事を頂きました。

 

好きなプレーヤーは誰?✨

その人何使ってる?✨

 

すごく楽しそうに話してくれました。もちろんリフェイスを生業にしている方です。リフェイスをお願いしようと連絡したのですが、相談に乗ろうと仰ってくださいました。このマウスピースは良いとか、これはみんな使ってるとか決めつけない。悪いとも決めつけない。

自分の経歴も加味し、あらゆる方向性を探ってくださいました。そして、苦しんだマウスピースから離れる決断をすることが出来ました。譲っていただいた値段が高かったこと。リガチャーが悪いかもと言われ、特注でさらに高いものを頼んでしまったこと。いろんなことがマウスピースから離れられない要因になっていました。

今、楽しいかい?と聞かれた時に凄くスッキリしました。楽しくない。楽しまなきゃ意味がない。

そして今日、マウスピースを探しに出掛けました。新大久保は楽器関連のお店の宝庫。品揃えもあるはずと出掛けたのですが、、。なかなか数本チャージしているお店は少なく、予約して入ったお店も1,2本ずつしか、、予約段階で本数聞けばよかったなー。

結果、気にいったものはなく、がっかり。

でも行けるだけ巡ってみようと、リガチャーの特注を依頼していた渋谷のノナカミュージックハウスさんへ。野中貿易さんの運営下にあり、海外メーカーにも精通。既製品では金メッキがけの物しかないにも関わらず、音の好みで銀メッキ加工を無理してお願いしたところ、お引き受けくださったお店です。

入ってみると1Fには工房が。お客様とお話や演奏をしながらリペアされている方もいて、献身的だなと思いました。

2Fに上がるとサックスのフロアが。

お店の人にマウスピースを選定したいとお願いすると、在庫を確認。せっかく来てくれたのにと、なんとサンプルまで出してくださいました。また、他の海外メーカーも特徴を丁寧にお話いただきながら出してくださいました。もちろんサンプルでも新品でも良いものなら買う。そして何より専門的な知識を良くご存知だなと思いました。

かなり防音室が埋まっていたので、決して空いているわけでは無かったのですが、飛び入りで部屋に入らせていただき、選定。

すると、、質が凄くいい。出していただいたマウスピースはどれも悪くない。オットーリンク ハードラバーの復刻ではないもの、凄く良かった!何より嬉しかったのは、お目当てのマウスピースが素晴らしく良かったこと。

Vandoren v16 ハードラバーT6

前のお店で、在庫がないのはマウスピースがタイト過ぎて人気がない。硬いイメージ。

と言われていましたが、いやいやいや!笑

寧ろ、このマウスピースは膨よかな音色がして、音もコツンと鳴る輪郭の優れたものだと思います。リフェイサーに売りつけられたマウスピース買わなくて良かったー!!!

身体に合った規格を各々選ぶべきです。タイトめな品番だから音が硬い!は違う。薄いリードで豊かに吹ける奏者がいるように、、、もちろんもっと数字の大きいものが合う人もいるでしょう。

長い時間選定させていただいたことで今まで良かったことはないですが、今回はじっくりマウスピースの良さを味わう時間が出来、しっかりその場で順応してから、良い!!と思えるマウスピースを購入出来たのはお店のお陰です。

 

そして発注していた元々使っていたマウスピースに合わせた特注リガチャー。既に仕上がっていたとのことで、とてもピカピカ!

するとお店の方がマウスピースを新調したらこのリガチャーは使わないのでは?と、なんとフロントの1人の女性スタッフさんが、最後まで商販担当の方にキャンセル出来ないか掛け合ってくださいました。結果はもちろん加工済みなのでキャンセル不可。当たり前です笑  でもそのスタッフさんの心配りと、選定にご尽力いただいたこともありキャンセル出来なかったことなんて全く気にならない。良いお店で良い買い物しました。

 

 

素晴らしいマウスピースに素晴らしい対応。

思い出も詰まった心に残るマウスピース。

マウスピースケースから出す度に思い出すだろうなー。。

 

 

本当にありがとうございました!

突発性難聴

先日、私がお世話になった師匠が突発性難聴を患い、ご自身が試みた出来うる処置方法を記事にされていました。

素晴らしいことだと思います。

私も自分がそうだと忘れるくらい症状が出ていないので、調子の良い時期にメカニズムを少しでも解明できたら、、、。

 

私が初めて耳に違和感を持ったのははっきりと覚えています。高校生の時。周りの奏者の音は1つ壁を挟んだように聞こえ、何よりも自分の音の返しがほとんど無かったのです。人と合わせようにも自分が発している音程も、音量も分からない。これほどの恐怖はありませんでした。

 

その後はとにかく必死に治療方法をネットで探して、、、。症状も人によって様々で不治の病、食生活、ストレスなどの心理的な要因もある、など。その中で大音量を聴き続けると発症する!という部分に当時は興味を持ちましたが、それも個体差があるかと。

 

人間徐々に耳が遠くなるとはよく言うけれど、自分はこの歳にしてかなり耳が遠いと思う。間違えて聞き取ることも多々ありますし。

耳を労わる日を作ってもいいかもしれませんね✨

 

 

難しい問題/チェック

自分の思い描いたプランを誰かと一緒に遂行するのは難しい。

 

携わる人間が増えれば増えるほど上手く事が運ぶ確率が下がることがある。勿論、助け合ってより良い結果が出るときもあるけど。特に期限がある事。明日までに終わらせたかったが、誰かの確認が必要なために明後日まで期限を延ばしたり。

円滑にミッションが進むよう、先々を考えていても急に予知できない問題が発生することもある。

私の所属企業では敢えて単独行動を避けている。他者とのダブルチェック、トリプルチェックを必要とするものが多く、確認作業が多いため、安心ではあるが時間がかかる。

提供する商品質は、チェックを増やしたことで上がっている!と思いきや、実は余計なことがあるのではないか、、、。

大きな組織なので実際に試すことはできないが、複数チェック体制を個人での役割に変え、その分浮いた時間を違う作業に回した方がより良い結果が得られるのではないかと。個人確認では安全性に欠けるものを除き、本当に複数人必要なのか考えるべきだと。

元々、チェックする人数が増えた要因があるはず。それが例えば誰かのミスで「2人でチェックしていれば防げたのに」なんて理由であった場合、従来のフロー通りにチェックをしていればこうはならなかった、ということであれば”確認作業でこのような問題が発生したので以後、担当者は気をつけるように”とコミュニケーションだけで済んだのではないか。

コミュニケーションをこまめに取る環境にあれば、互いを信頼し余計な作業を減らせるのではないだろうか。